最新のデータ集約型編集とフィルム復元ワークロードを簡素化しながら、公共放送局とポストプロダクション施設は近代的なメディアワークフローの課題に取り組む

2017年2月7日 ニュース（米国時間2017年1月31日発表 ニュースリリース）

株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン (所在地:東京都千代田区、代表取締 役社長:ロベルト・トリンドル、以下 DDN)は本日、チェコ共和国の公共テレビ放送局であるチェコ・テレビジョン（以下、チェコ・テレビ）が、デジタルビデオコンテンツの激増や4Kワークフローと超高精細フォーマット対応のハイエンドの制作機器に対する需要をサポートするため、DDNのMEDIAScaler®パラレルファイルストレージを導入したことを発表しました。チェコ・テレビは、豊富なオリジナル番組を含む24時間365日のニュース、スポーツ、エンターテイメント放送を実現するという目標を達成するために、最高水準のストレージ性能と容量を必要としていました。

チェコ・テレビでは、ビデオの取り込み、編集、トランスコード、配布、およびアーカイブ全体で中断のないワークフローを確保する必要がありました。加えて、複数のチームが同時に同一の大容量ファイルに対して必要な色補正を行ったり、状態の良くない古い映画を多く復元したりすることに対応する必要がありました。潜在的なパフォーマンスのボトルネックと運用の遅延を排除するため、同社は前世代のDDNストレージインフラストラクチャーを、最もデータ集約型のメディアワークフローに対応することができる、最新のDDN MEDIAScaler（容量1ペタバイト、シングルストリームパフォーマンスが7GB/秒以上の完全統合型ストレージプラットフォーム）にアップグレードしました。

チェコ・テレビの集中型共有ストレージソリューションであるDDNのMEDIAScalerは、複数のワークロード（Bone Spiritスキャナーを使用した2Kスキャン、３つのDiamant restoration suite（映画修復ソフトウェア）を使用した4K修復、Baselight 4を使用した4K色補正、4ノードクラスター、Baselight 2を使用した4Kと2Kの色補正、2K DVS Clipster®を使用した制作ファイルの完成）をサポートしています。堅牢なストレージにより、必要に応じてより多くのワークロード・クライアントを遅延なく追加することができ、操作を中断することなく、より多くのドライブとストレージ容量を追加するプロセスを合理化できます。

DDNを使用すれば、3Dや8Kフォーマットなどの進化している要件を満たしたり、オープンなネットワークへの移行に対応したりするのは簡単です。 DDNはソフトウェアディファインド・ネットワークを可能にする新しい業界プロトコルであるOpenFlowをサポートしており、チェコ・テレビに対し、将来への迅速かつ柔軟な道筋を提供しています。導入はクリティカルな操作を中断することなく2週間以内に完了し、現在ブロードキャストとポストプロダクションの両方の様々なチームが、パフォーマンスの低下なしに大量のファイルを同時に処理しています。

市場をリードする放送ストレージソリューションを持つDDNは、業界で最大のものを含む、600以上のメディア・エンターテイメント企業への導入をサポートしています。メディア企業は、現在および次世代の放送・ポストプロダクション機能に対応する最適なストレージソリューションを持つことにより、将来の環境を保証し、競争で抜きん出ようとしており、DDNの深い業界経験と比類のないパフォーマンスを頼りにしています。

関係者の声

チェコ・テレビジョン　ビデオ部門長　Jaroslav Sladek氏

シームレスなデータアクセスは、現在でも将来においても、制作時間を最小限に抑えながら、生産価値を最大化するための戦略にとって重要です。
「DDNのMEDIAScalerは、当社の将来のグローバルストレージネットワークにとって欠かせない要素です。 そして、素晴らしいのは、プラットフォームが行うべきことを正確に実行するということです。最高の製品は、きちんと機能するので存在を忘れてしまえるのです。これこそがDDNです。」