日本の3システムがTOP10にランクイン、Green500の第1-3位はすべて日本のシステム 

スーパーコンピュータの第50回目にあたる世界ランキングが2017年11月13日(米国時間)に発表されました。

日本のシステムは、中国の202システム、米国の143システムに次いで3番目に多い合計35システムがランクインし、新たに第4位に海洋研究開発機構（JAMSTEC）のGyoukou（暁光）スーパーコンピュータがHPLベンチマークで19.14ペタフロップスを達成しランクインしました。また前回に引き続き、最先端共同 HPC 基盤施設(JCAHPC: Joint Center for Advanced High Performance Computing) の「Oakforest-PACS」が第9位に、第10位に理化学研究所 計算科学研究機構（AICS）の「京」がランクインしました。今回初めて、トップ10にランクインしたシステムすべてがHPLベンチマークで10ペタフロップス以上を達成しています。

Green500のトップ3のポジションはすべて、日本の新しいシステムが占めました。TOP500で第258位にランクインした理化学研究所 情報基盤センターの「Shoubu（菖蒲）」システムBは、Green500リストの中では最もエネルギー効率の良いシステムとして第1位にランクインしました。

Green500 第2位は、高エネルギー加速器研究機関（KEK）の「Suiren 2」システム（TOP500ランキング第306位）、第3位は、PEZY Computingの「Sakura」（TOP500ランキング第276位）でした。