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プレスリリース
2017/11/16

DDN、新たなソリューションと次世代型監視ツールで HPCストレージのリーダーシップを拡大

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SC17で新しいHPCストレージソリューションと統合製品スイートを展示

プレスリリース
2017年11月16日
株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン

株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン(所在地:東京都千代田区、代表取締役:ロベルト・トリンドル、以下 DDN)は、DDNの新しいハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)ストレージソリューションとその内容を発表しました。

さらに、コロラド州デンバーで開催される、「ハイパフォーマンスコンピューティング、ネットワーク、ストレージ、解析のための国際会議(SC17)」で製品を展示します。新しいソリューションには、費用対効果の高いI/Oアクセラレーションのためのエントリーレベルのバーストバッファアプライアンス(IME140)、次世代型監視ソフトウェア(DDN Insight)、大規模なストレージプールでのデータ保護強化のための新しいデクラスタードRAIDソリューション(SFA Declustered RAID「DCR」)が含まれます。

また、世界最大規模のスーパーコンピューティングセンターの数社を新たにHPC顧客として獲得したことも発表しました。

<451 Researchの創設者かつ研究担当副社長 John Abbott氏のコメント>

「現代のHPCワークフローでは、データとアイデアを価値に変えるために、新しいレベルの能力、柔軟性、信頼性が求められます。DDNは、長年のHPCストレージの実績を携え、圧倒的なI/Oパフォーマンス、拡張可能な包括的監視機能、および新たなレベルのデータ保護を実現できる緊密に統合されたコンポーネントにより確固たる地位を築いています。」

■新しいDDNソリューションと次世代型監視ツール

HPCとデータ集約型のエンタープライズ環境は、アプリケーションの多様性と高度化が進展し、アクティブなデータセットの量が急増していることから、新たなプレッシャーに直面しています。これらの傾向は、ビジネスニーズとコンピューティング能力に合致する性能と経済性の提供を目指す今日のファイルシステムにとって困難な課題です。さらに、回転駆動能力が増大するにつれて、ドライブの再構築時間が長くなるためにデータ損失のリスクが増加します。DDNの最新の技術革新は、これらの課題を解決し、大規模ワークフローを高速化して、運用効率とROIを向上させるために必要な性能、柔軟性、管理の簡素化をもたらします。

・DDN IME140

DDNは、新IME140により、IME製品ラインを拡張しました。IME140は、IMEスケールアウトフラッシュを、より低コストでより多くの組織に提供します。IME140は、小型の1Uフラッシュデータアプライアンスで圧倒的なファイル性能を発揮します。各アプライアンスは、ライト 11GB/秒以上、およびリード 20GB/秒以上のスループットと、100万以上のファイルIOPS(リード/ライト)を実現します。IME140の強靭なソリューションは、最小4ユニットから、必要とされる容量に関係なく、費用対効果の高い能力拡張を可能にします。従来の並列ファイルシステムでは、現代のワークロード混在型I/O要件に対応できず、フラッシュの潜在能力を発揮させることができませんでした。IMEソフトウェアは、NVMeの低レイテンシと高スループットをアプリケーションに提供する、より高速でスリムなデータパスを実装しています。IME140 1Uシステムにより、企業はファイルシステム内で、HDDによってコスト効率の高い容量を保持しながら、必要な場所に高速フラッシュを効果的に適用することができます。

・DDN Insight

DDN Insightは、DDNの次世代型監視ソフトウェアです。導入が容易で、複数のファイルシステムやストレージアプライアンスを抱える、大規模で最も困難な環境を監視することができます。DDN Insightを使用すると、問題箇所、ボトルネック、そして誤動作しているアプリケーションをすばやく特定して対処できます。SFA、EXAScaler(R)、GRIDScaler(R)とIMEと緊密に統合することで、DDN Insightは、お客様に対して完全なDDNベースのエコシステムを包括的に監視する直感的な方法を提供します。

・DDN SFA Declustered RAID (SFA DCR)

先日リリースされた12TBニアラインSASドライブに代表されるドライブ容量の増加は、従来のRAID構成の限界と柔軟性の乏しさを露呈しました。従来のRAIDプールは少数のドライブに制限されており、再構築作業をサポートするスピンドルの数が限られているため、再構築時間が長くなる傾向があります。この制限により、ストレージシステムは、再構築中に長時間の性能低下に陥り、複数のディスク障害が同時に発生することにより、データ損失の可能性が高まります。DDNのSFAシステムは、オーバープロビジョニングされたバックエンドと、高度に最適化された再構築アルゴリズムを使用して、これらの制限を緩和しました。現在、DDNの新しいSFA Declustered RAID (DCR)では、RAIDプールにおける少数で固定のドライブ数の制約を取り除き、データとパリティ情報を、より多数のユーザー設定可能なディスクに分散させることができます。DDNのSFA14KXで提供されるDCRは、データレジリエンスを高め、再構築時間の短縮、IOPSパフォーマンスの向上、仮想ドライブの大容量化、およびストレージ効率の向上などを実現します。

■提供開始時期

DDN IME140は、2018年の第1四半期に量産化し出荷する予定です。現在、SFA DCRは、SFA14KXとともに出荷しており、DDN Insight監視ソフトウェアは、DDNのSFA、EXAScaler、GRIDScaler、およびIMEソリューションに統合して出荷しています。

■最近獲得したHPC顧客

世界中の何千ものHPCやミッションクリティカルな環境に導入されているDDNのソリューションは、世界で最もスケーラブルなデータセンターで設計、構築、実証されています。DDNの最新のお客様には次の組織が含まれます。

・韓国科学技術情報研究院(KISTI)。KISTIは、科学技術インフラストラクチャーにおける韓国トップの研究開発拠点であり、大規模スーパーコンピュータを公共の用に供する唯一の機関です。2008年に導入されたKISTIの第4世代スーパーコンピュータKISTI-4は、最大能力に達し、コンピューティングリソースの不足に陥り、TCOが急上昇し、効率の低下を招いていました。2018年初頭には、KISTI-4に代わり、新しいKISTI-5スーパーコンピューティングシステムを導入する予定です。これにより、コンピューティングリソースの需要に応え、ハイパフォーマンスコンピューティング、マシンラーニング、ビッグデータ分析、ハイスループットコンピューティング、およびクラウドサービスに対するコンピューティングインフラストラクチャーを提供します。

現在KISTIは、KISTI-4スーパーコンピュータ向けに、2台のSFA12KアプライアンスとSFA7700とともにDDN Lustre*を利用しており、最近、新しいKISTI-5スーパーコンピュータのために、40台のDDN IME240、11台のES14KX、および2台のSFA7700Xアプライアンスを含めた、DDNのHPCストレージを採用しました。

・産業技術総合研究所(AIST)。産総研は、日本最大規模の公的研究機関として、日本の産業や社会に役立つ技術の創造と実用化に焦点を当てています。AISTは、革新的な技術シーズを事業化につなげるための橋渡し機能を果たしています。AISTは人工知能(AI)に注力しているため、高性能、安定性、コスト効率、スケーラビリティを実現するストレージソリューションが必要でした。DDNは、22PBのGRIDScalerとSFA14KX、そして600TBのSSDを利用したシステムの設計においてAISTを支援しました。

■SC17国際会議

DDNは、コロラド州デンバーで開催されるSC17国際会議において、EXAScaler、GRIDScaler、オールフラッシュSFA14KX、IME240、IME140、およびWOSを含む最新のストレージソリューションと、HPCのリーダーとしての革新技術を、ブース1325番にて展示します。ソリューションのデモンストレーションに加えて、DDNは、オハイオスーパーコンピューティングセンター、東京工業大学 、最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)、ジョージア工科大学、およびCompute Canadaを含めたカスタマーユースケースを紹介します。

 

・SC17テクニカルパネル

トピック:「バーストバッファ時代のパフォーマンスと容量を設計するためのベストプラクティス」

パネルモデレーター  : Addison Snell、Intersect360 Research社CEO

パネリスト      : James Coomer (DDN)

             Sadaf R. Alam (スイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS))

             Pamela Hill (アメリカ大気研究センター(NCAR))

             Dirk Pleiter (ユーリッヒスーパーコンピューティングセンター(JSC))

             Chris Zimmer (オークリッジ国立研究所(ORNL))

2017年11月15日(水)10:30am - 12:00pm MT

ルーム 201/203

 

・DDNとのミーティング:DDNのエグゼクティブ、シニアレベルのエンジニアリングスタッフ、および業界のワークフローのエキスパートが、最新のDDNテクノロジー製品と技術革新について意見を交換するために、DDNブース 1325番でお待ちしています。DDNとのミーティングをご希望の方は、こちら( http://www.ddn.com/company/events/sc-supercomputing/ )から予約してください。

 

【関連資料】

DDN IMEについて(アプライアンス)

DDN IMEについて(ソフトウェア)

DDN SFA14KXとSFA DCRについて

DDNのエンドツーエンドストレージ及びビッグデータ・プラットフォームについて

DDNのお客様について


DataDirect Networksについて

DataDirect Networks(DDN)は、大規模でスケーラブルなストレージ市場のリーダーとしてコンテンツ・リッチで高成長する IT 環境において、最高レベルのシステム拡張性、効率性とシンプルさを実現する、データ・ストレージ、プロセッシング・ソリューションとサービスを提供しています。株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパンは DDN の日本法人・100%子会社です。

会社名:
株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン
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※本ニュースリリースは2017年11月13日(現地時間)に米国で発表されたプレスリリースをもとに、日本国内向けに抄訳・再編集したものです。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン 担当:青山

TEL:03-3261-9101 FAX:03-3261-9140