株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン(所在地：東京都千代田区、代表取締役：ロベルト・トリンドル)は、超解像度画像のリアルタイム解析を可能にする画期的な顕微鏡ワークフローを実現する共同ソリューションを発表しました。

DDN® AI200共有並列ストレージアプライアンス、NVIDIA® DGX-1™システム、およびMicrovolution®高度処理ソフトウェアを用いて包括的なテストを実施し、科学実験としても経済的にも極めて大きなメリットをもたらすことを実証しました。従来の顕微鏡ワークフローと比べ1,600倍の向上を実現し、クラウドベースのインフラストラクチャ利用と比べても8倍速く実験の知見を得ることが可能になりました。

Lattice LightSheet™顕微鏡やその他の高データレート機器は、神経科学、発生生物学、がん研究、生体医工学などの分野における生物学的研究に革命を起こしています。研究者は、これらのハイエンド機器の驚異的な分解能を活用するために、高度なデコンボリューションアルゴリズムを用いて信号対雑音比を高め、3D画像の乱れを除去しています。しかし、従来、研究者は、生成された大量のデータを保存、管理、処理する際に、常に効率の問題に直面してきました。また、処理量が膨大であるため、これらの技術は画像の撮影中にリアルタイムで使用されることはなく、後処理工程での運用に制限されていました。

DDN AI200共有並列ストレージアプライアンス、NVIDIA DGX-1サーバ、およびMicrovolution高度処理ソフトウェアを搭載することで強化された顕微鏡プラットフォームは、デコンボリューションとスキュー除去に対する顕微鏡ワークフローを加速し、最も高いデータレートの機器使用時でもリアルタイム性能を発揮します。共有機器をより効率的に利用したり、複数の機器からデータを無制限に取得したり、時間がかかりエラーを誘発しやすいデータ管理タスクを排除してワークフローを簡素化します。また、堅牢なデータ保護とアクセス制御メカニズムも備えており、データガバナンスと規制遵守の要件を満たしています。このソリューションは、当初は小さな設置面積で構成し、進化するワークフロー要件と将来の機器投資に適応するように、容量、性能、および能力を容易に拡張していくことができます。