フロリダ大学、DDN A3IソリューションとNVIDIA GDX SuperPODアーキテクチャを採用
この記事は、DDN.comに掲載のプレスリリース "University of Florida to Implement DDN A3I with NVIDIA DGX SuperPOD Architecture" の抄訳版です。
フロリダ大学、DDN A3IソリューションとNVIDIA GDX SuperPODアーキテクチャを採用
DDNは学術界で世界最速のAIスーパーコンピュータであるフロリダ大学のフラッグシップ・スーパーコンピュータ「HiPerGator」にAI400X®オールNVMeフラッシュストレージシステムが採用されたことを発表しました。フロリダ大学とDDNの長年にわたるパートナーシップに基づき、この第3世代のHiPerGatorには、10基のDDN AI400Xオールフラッシュ・アプライアンスが統合され、このAI中心のスーパーコンピュータとデータセンターの中心にある140台のNVIDIA DGXTM A100システムの生産性を最大限に高めます。DDNストレージシステムは、統合されたAIとディープラーニングのワークフローのために、最大限の柔軟性、あらゆる規模でのスピード、データインサイトを提供するように設計されています。最近のメタデータ性能とデータアクセス機能の強化により、フロリダ大学のAIデータのユニバーサルハブとしての役割を果たすDDN A3I®の能力がさらに際立ちました。
フロリダ大学は、あらゆる分野にわたる全学生が、卒業時にAIとは何か、AIを専門分野でどのように活用するかについての知識を確実に身につけることを使命としています。宗教から農業、リベラルアーツからエンジニアリングまで、すべての学生はAIのカリキュラムに取り組む体験があり、その知識を応用して自分が学んでいる分野を前進させることができるように構成されています。0.70ペタフロップスという驚異的な性能を有するフロリダ大学は、すべての学校や研究でAIを普及させるという大学の命題を前進させる非常に強力なツールを生み出しており、AIのリーダーとしての存在感を一層高めています。
フロリダ大学情報技術部長のErik Deumens氏は次のように述べています。
「AIは今後数年のうちに社会を変革します。私たちのツールはこの新しい時代の要求に応えるために進化しなければなりません。カリキュラム全体にAIを統合し、研究を改善して学生に力を与え、ブレークスルーや発見を促進するための取り組みを進めるには、DDNのような生産性の高いコンピューティングと効率的なデータシステムに大きく依存する必要があります。我々は、HPCコンピューティングを支えるDDNのストレージシステムで成功を収めてきたと同様の高い生産性を、AIのワークロードにおいても期待しています。」
DDN A3Iストレージアーキテクチャ、特にDDN AI400Xは、NVIDIA DGX A100システムと組み合わせることで、アナリティクス・トレーニング・推論のワークロードのパフォーマンスを最適化し、AIインフラストラクチャを集中化し、最適化されたデータパスを提供することで、コンピューティングリソースを最大限に活用することが可能です。緊密に統合・検証されたNVIDIA DGX SuperPODアーキテクチャは、他の追随を許さないAIトレーニングやツールへのアクセスを通じてフロリダ大学の研究の可能性を高め、最終的には海面上昇、食糧不安、人口高齢化など、世界的に最も困難な問題に対処することを目的としています。
DDNの製品担当シニア・バイス・プレジデントであるJames Coomerは次のように述べています。
「DDNはフロリダ大学より信頼できるインテリジェント・インフラストラクチャー・ストレージ・プロバイダーとして認知され、最終的にはフロリダ大学の「AIの発展と成功のための全米のリーダーとなる」というビジョンの実現に向けたシステム提供をすることを誇りに思います。DDNは学術研究機関向けに最適化されたソリューションを提供してきた20年の歴史がありますが、今回NVIDIAとNVIDIA DGX SuperPODアーキテクチャとのコラボレーションにより、フロリダ大学のAIリーダーとしての地位をさらに高め、新たな発見とイノベーションの加速を可能にすることを楽しみにしています。」
今冬に導入されるHiPerGatorシステムは、4ペタバイトの高性能ストレージで構成され、1,120個のNVIDIA A100 Tensor Core GPUを搭載した140台のNVIDIA DGX A100システムにデータを供給し、NVIDIA Mellanox HDR 200Gb/秒 InfiniBandネットワークを介してデータを流す予定です。